どう考えてもわざと|烏龍茶

 いまのはどう考えてもわざとらしい。まるで自分の胸は、大きいのよと自慢するようだし、見方によっては胸の谷間を俺に見せ付けるようでもあった。だからと言って悪い気はしない。実際のところ、いまの俺には女と呼べる存在はない。

「ねぇ、一樹さん。もうお食事は済んだの?」「ああ、いつも行く居酒屋で済ませてきた」「何を食べたの」左腕と太ももに感じる、加奈子の柔らかな感触が女の肌を思い出させる。夏ならばうっとおしく感じる体温も近頃の、寒さを覚え始める気候では、嬉しいものだ

「えーと、タコの天婦羅と、あとはアサリの酒蒸し、それから刺身の盛り合わせと、アジの姿焼き。それぐらいかな」俺の言葉に頷きながら噛み締めるように聞く、加奈子。その加奈子が、テーブルに小さな水滴がある事に気づき、お絞りを手に持ち、ゆっくりとした動作でふき取る。

 こうやって、加奈子の素顔をまじかで見ると、俺が好む顔をしている。それに俺が好きな性格でもありそうだ。

 もう俺も三十二歳なのだから、結婚してもいい年齢かもしれない。加奈子はいったい何歳だろう。二十五、いやもうちょっと上か。二十七歳か、二十八歳ぐらいの年齢だろう。仕事柄、人の年齢とか性格、それに人柄を見抜く自信はある。こんな所で寝ているに続く。

サイトの紹介‐新着情報

 最近見つけたウェブ上のサイトを勝手に紹介しております。基本的に個人的な嗜好でこれらの情報を集めていますが、どれもこれも個人が運営されているホームページで、自分の趣味を押し付ける訳ではありませんが、素敵なデザインと素晴しい情報内容をお愉しみいただけると思います。特に私とは違う年代の方が作られたHPは読んでいても楽しいです。

 なおスペースの関係で少々文字の大きさが小さくなっておりますが、内容が小さいという意味ではありませんのであらかじめご了承ください。また、これらのサイトに書かれている文章が全て正しいという保証をしている訳でも有りませんので、文句がある方は該当するサイトを運営されているオーナの方に申し出てください。無責任と思われるかもしれませんが当方で責任を負う事は出来ません。この件につきましても予めご了承くださるようお願い申し上げます。2010年5月5日新規記事作成

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烏龍茶を持って店の奥に|イメージ 拓夢書房のロゴマーク